ピースボート101回目プロポーズ作戦 第02話

4月12日

この日ひちは何もない人にとっては何もない日だが、

ある人たちにとってはとても意味のある日だ。

何の日かと言うと、

世界一周をするピースボートの94回クルーズの出航日だ。

101回クルーズを申し込んだ俺はピースボートセンター東京に通い

その中で仲良くなった人たちを見送りに行こうと思っていた。

だ、が!!

当日、あろうことか俺は寝坊した・・・!!

これはやばいと思い、急いで横浜大さん橋国際客船ターミナルに向かう。

94回クルーズの人たちが、オーシャンドリーム号に乗り込む最終時間は10時

現時刻は9時50分だった・・・

う~ん・・・みんな居ない・・・

どこにも・・・居ない・・・

もう乗ってしまったのか・・・

!?

いや、乗船手続きは向こうって書いとるやないかい!!

急がねば!!

実際の話、船が出る時刻は13時

だけど、

俺にはどうしても船に乗る前に

会いたい人がいた。

その子の名前はAちゃん。

Aちゃんと出会ったのはピーセン。

何でも北海道からボランティアスタッフとして

ポスターを貼るためだけに上京した女の子だ。

さらに早朝の清掃のバイトでも一緒に働いていた。

早朝はバイトをして現金を貯め

それからポスターを貼り

それが終われば内勤をするという

とてもハードな生活を送っていた。

俺は頑張っている人が好きだ。

応援したくなるし、自分もそうありたいと思わせてくれる。

いつしか、俺は彼女といる時はなるべく面白い話をしようと思った。

Pセンで内勤をしている時はなるべく彼女をはげました。

そして彼女はたったの3ヵ月で船賃の99万円分の割引きを貯め

全クリをした。

そのころには、俺はとっくに彼女の事が好きになっていた。

彼女をはげますために話していたのに、いつの間にか

俺が彼女の笑顔に励まされていた。

ぶっちゃけ、94回に乗る他の人たちの事はどうでもよかった。

ただ、乗る前に彼女に会いたかった。

乗船手続きの先に、船へと続く通路があった。

その前で東京ピーセンの人たちが94回に乗るひとたちと写真を撮っていた。

その中にAちゃんもいた。

俺はAに

乗る前に、ハグしてもいいか?

と聞いた。

するとAは

もちろん

と言った。

俺はAを強く抱きしめた。

抱きしめると、Aの鼓動がとても強く早く打っているのが分かった。

おそらく同じ気持ちなんだろう。

だが、俺は・・・

自分の気持ちを言うのを止めた・・・

ピースボートの船の生活は、ドラマそのものだ。

乗る人々はそのドラマの主演であり、また助演でもある。

この船がきっかけに何かが変わった人を何人も見てきた。

恋愛だけでいえば付き合う人も、別れる人も。

俺もその一人だ。

この気持ちを今伝えるよりも、船を楽しんでもらう方が

彼女の船内生活は充実するだろう。

俺は抱きしめた後、

ありがとう

と言った。

Aちゃんも

ありがとう

と言って、船へと続く通路に歩いて行った。

俺はAちゃんのうしろすがたを、K(95回に乗る東京Pセンのメンバー)と見送った。

Kは俺に

ありがとうだけで良かったの?

と聞いた。

Kは俺の気持ちに気づいていたようだ。

俺は

お前も船に乗ればわかるよ。

と言った。

Kは言葉の意味が分かっていないような顔で

そんなもんか~

と言った。

それから少し時間が経ち

13時

いよいよ船が出航する時間になった。

船に乗っている人々から紙テープが投げられた。

いつ見てもこの光景は、

陸に残る人たちの名残と、これからの船旅を期待する船の人たちを

演出してくれる。

俺はもちろんAちゃんの姿を見つけていて

船が出航する間際、思わず叫んだ。

その瞬間、汽笛が鳴った。

やはりこの気持ちは伝わらない方がいいのだろう。

そんな俺の気持ちを優しく見守っているかのように

船は進みだした。

なんだろう……

船はだんだん、小さくなっていくのに

俺の気持ちはどんどん大きくなった。

……

…………

!?

俺の隣には、小さくて可愛らしい女の子がいた。

俺はすぐさま話しかけた。

どうも、ラッキータウンというコンビ名で芸人をしております

ラオウと申します。あなたのお名前は??

別れの数だけ、出会いがある。

この出会いは恋となるのか・・・

それはまた、95回クルーズの出航の日に。

Bon Voyage!!

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